今度は入力ストリームを見ていきます。これは標準入力 (通常はキーボード)からの入力を受け取ります。具体的には次のように記述します。
#include <iostream>
int main()
{
int num;
std::cin >> num;
std::cout << num;
return 0; }
このプログラムは、キーボードから入力された数値を、そのまま出力します。入力 には std::cinを使います。シフト演算子(実際にシフト演算をしている訳ではない)の向きが、std::coutとは 逆向きになっていることに気を付けて下さい。これは、つまり入出力の方向を表している訳です。つまり、入力 時は変数numに向かってデータが流れていく、出力時は変数numからデータが流れていくということです。</p>
当然ですが、入力ストリームの場合、入力先は変数です。ここに定数を置くことはできません。
std::coutと同じく、std::cinもデータの型を問いませんし、入力先を連結できます。次のコードは全て有効です。